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記事一覧

VRで楽しむ博物館めぐり(その二)

海外の博物館・美術館も多くはVRを利用した展示の公開を行っています。アメリカ・ワシントンDCにあるスミソニアン博物館はいくつもの博物館から成る博物館群ですが、国立自然史博物館(National Museum of Natural History)はこの中でも最も伝統があり、コレクションの数も最も多い博物館です。ここには地球が誕生してから46億年の自然についての展示がなされています。ちょっと入ってみましょう。このリンクから入れます→スミソ...

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VRで楽しむ博物館めぐり(その一)

今年も大型連休がスタートしましたが、昨年から続いているコロナ・パンデミックが収束せず、東京などに三度目の緊急事態宣言が出されて、遊びに行くのもままならない状況です。東京にある博物館なども臨時休館となっていますが、その代わり、最近はバーチャル・リアリティー(VR)の技術で家にいながら展示物を鑑賞できる環境が、世界中で急速に整備されています。間近に実物と接する迫力には欠けるものの、世界中の博物館や動物園...

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『魚食の人類史:出アフリカから日本列島へ』 

昨年出版された人類の進化に関する本の紹介です。『魚食の人類史:出アフリカから日本列島へ』 島 泰三著、NHK BOOKS1264、 NHK出版、2020年7月著者はサル(霊長類)の研究者ですが、もともと漁業関係者の生まれで魚介類にも詳しく、このテーマの本を書くにはうってつけの方です。ホモサピエンスは魚食という術を身に着けたために氷河期を生き延びてきたというメインテーマばかりでなく、人類が何を食べてきたのか、アジアや日本...

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私たちの中のネアンデルタール人と新型コロナウイルス感染症 その3

ネアンデルタール人由来の遺伝子と新型コロナ感染症に関する話に、なんと続きがありました。前に紹介した3番染色体上のネアンデルタール人由来のDNAは「重症化リスク」だったのですが、今度は12番染色体上のネアンデルタール人由来のDNAが、感染に対して防御的(protective)に働いている(軽症化させる)ということが、同じペーボ博士らのグループから報告されたのです(参考1)。彼らが、データベースを使って一塩基多型(SNP)を...

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私たちの中のネアンデルタール人と新型コロナウイルス感染症 その2

一般に、生き延びるのに有利な遺伝子を持っていると、より多くの子孫を残せるため、その遺伝子は集団の中に広がり、頻度が高くなっていきます。このような現象を正の自然選択(positive selection)といいいます。以前ここでご紹介した、チベット人に多くみられるデニソワ人由来の高地適応型の低酸素応答因子もその一つの例と思われます(2019年12月27日『チベット人の高地適応はデニソワ人由来』)。ネアンデルタール人由来のCOVI...

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